オークル(o-cle)のヘルメット
今まで使っていたspiukのヘルメットもずいぶん経って、内側に貼られているパッドがぼろぼろになってしまった。中が開いて入っているスポンジ質のクッションが見えている状態。これだって汗やこすれの影響を受けて劣化しているのがわかる。
自転車屋さんの建前としては、
「インナーパッドがへたってきたら、ヘルメット本体の発泡ウレタンも劣化しているっていう時期的なサインなんですよ」
ということらしいけど、僕にはそんな厳密さはない。
でもパッドのほつれや中のスポンジ質のぼろぼろになったクズが落ちてきて目に入ったり、額や髪にくっついたりするのが嫌なので、そろそろ潮時と見て買い替えることにした。
で、ネットの海を行ったり来たり。
ヘルメットって高いんだよねえ……。
僕はレースはおろかイベントにも出ないので、自分の安全が守れればそれでいいのだけど、それにしても万単位の金額っていうのは自転車経費面であと回しにしてしまいがちでとてもよろしくない。
それと今まで使ってきたspiukだって確か4千円台で買った。イギリスの通販wiggleで当時確か円高だったころだと思う。
だから同じくらいで手に入れたいと思うのが人の心である。
◆
安いものは安いのだ。2千円くらいからある。
そのなかで目についたのがオークルだった。
聞いたこともないメーカーだったけど、なんでもJCFのシールまで付くという(※JCF推奨……後述します)。そしてお値段おおよそ4千円。
おそらくヘルメットを(というか身につけるものを)通販で買うということに抵抗のある方もいるでしょう。じっさいに自分で身に着けて、フィットするものでなければならないという。でも僕はあまりそこに頓着しなくて、まあ多少形が合わなくてもなんとかなるんじゃない? くらいの軽い気持ちしかないので、通販で買ってしまう。今かぶっているspiukのときもそうだった。その前もspiukを使っていて(それは現品試着のうえ購入した)、同じメーカー同じモデルだから一緒でしょとタカをくくって買ったところ形が変わっていて──あるいは海外通販だったから日本モデルとは金型が違ったのかも──、微妙に当たるところがあり違和感満載だった。それも半年もかぶり続けていれば馴染んでしまい、現在に至るということなので、余計心配をしなくなったのだ。
そして、買った。
(左、今までのspiuk。右、今回購入のオークル)
4千3百円也。
JCFシールはついていない。ついていないモデルなのか、まったく同じモデルで数百円高く売られているのがあったので、そっちにはついているのか。いずれにしても僕は製品性能が担保されていればよくて、シールは何ら必要がないのでこれでいい。
何か今までのspiukのノリのまま、ブルー系多色塗りを選んでしまったけれど、別に一色塗りの白なんかでもよかったなあと今になって思う。恰好を気にしたり、コーディネートを考えたりするわけじゃないからね……(そういうことを言う自分がまずカユイ)。
買おうとしている方への注意点としては、サイズ表記より製品が、他社に比べて大きいこと。
僕は顔や頭が小さいほうなのでいつも小さいサイズを選ぶ。spiukもS/Mサイズを選んだ。なので今回も小さいほうのS/Mサイズ(大きいほうはL/XLサイズ)をチョイスしたのだけど、明らかに大きく感じる。そしてアジャスターもほぼ締め切った位置で使ってる。
見た目、自転車乗りのコトバで言うならいわゆる「キノコ」。
まあ「メチャキノコ」というほどではなく、「チョイキノコ」くらいだし、かぶり始めたらそんなこともどうでもよくなってきたので、今は気にしてない。
そしてこのくらいのお値段であれば、自転車屋さんの建前の通り、パッドがへたってきたころにはヘルメットの安全を考えて買い替えるっていうのもありだなって思った。
なんのかの言いながらも気に入って使っています。
※JCF推奨ヘルメット
レースやイベントで参加者に課せられるレギュレーションとしてヘルメットのJCFシールがあるけれど、それには「公認」と「推奨」がある(今回このヘルメットを買うにあたって知りました)。
公認と推奨は【こちら】で一覧にしてあるけど、推奨ではレギュレーションを満たさない場合があるので、そういったものに参加する方は選択しないほうがいいと思う。いちいち主催者に確認するのも煩わしいだろうし。なんでこんな1部リーダ2部リーグあるいは一軍二軍みたいな区分けをするのかわからないけど(紛らわしいから公認だけにして推奨なんてのやめればいいのに)、そういうことみたいなので要注意です。
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