大山阿夫利神社・五駄沼(千葉県野田市)、風布うどん
地図を見ていたら見つけたのだ。
大山阿夫利神社。
かの神奈川県、伊勢原の駅から向かう大山じゃない。千葉県野田市東金野井。近くにある五駄沼というのも気になった。
地図が興味の原動力である。自転車を出した。
グーグルマップにその名がある。
残念ながら国土地理院の地図では、その場所に神社を示す地図記号はない。
◆
江戸川サイクリングロードに入り、右岸を北上した。筑波山がくっきり見えていた。寒い。風が強い。気温そのものも確かに低いようだけど、風が冷たさを増しているんだ。寒い。
宝珠花橋で千葉県側へ渡った。今度は左岸を南下する。
グライダーの滑空場があった。土手の反対側には格納庫があった。ここから飛び立ったり、ここへ着陸したりしていたのか。前方から高度を下げてきた飛行機が、河川敷の、草のきれいに刈り揃えられた滑空場へ着陸した。グライダーを上空で切り離してきた、セスナ機だった。セスナはすぐに次のグライダーをつなぐと、また滑空場の滑走面へ、離陸態勢をとって入った。セスナは忙しい。
そんなようすを眺めながら走っていたら、肝心の大山阿夫利神社への入り口を見失った……。
少し戻って路地へ入る。
鳥居が、見えた。ここって私有地じゃないのか? ──入って行けない。おかげでここの神社はそもそもなんなのか、大山とはどんな関係なのか、分社なのか、何ひとつわかることなく目の前を去ることになった。
▼ 路地をつないで大山阿夫利神社を探す
▼ これか。大山阿夫利神社、人んちの納屋の裏だ……
得られるものなくそのまま大山阿夫利神社をあとにした。
近くにある五駄沼を眺めに行くことにした。
この沼の名前を知らなかった。存在すら知らなかった。大山阿夫利神社を地図で見つけて、そのそばにあったのだ。形からして江戸川の三日月湖だろうか……。
五駄沼には野田幸手園という釣り堀があった。ヘラブナ専用の釣り堀らしい。じっさいにそこへ行って見てみると、車がぎっしりと止められている。こんな知らない場所に人が集まっている。みな、思い思いに釣り糸を垂れていた。
▼ 五駄沼を目指し、路地から路地へ。
▼ 五駄沼・野田幸手園
◆
昼を大きく割り込んだ。
お腹が空いたから、江戸川サイクリングロードを下り、うどんを食べに行こう。武蔵野ふう肉汁うどん、吉川・風布うどん。バイクラックもある。
お腹いっぱい。風が強くならないうちに帰ろう。
0コメント