ヘルシーロード、古民家レストラン、鳥中華
見沼代用水の西べりにある氷川女体神社の前の公園には、早咲きの桜があって、いつもこの時期に濃いめのピンク色で花を咲かせている。水路に沿ってソメイヨシノが並んでいるが、こちらはまだ開花前。でももうつぼみは大きくて今にも花開き始めそうだ。
氷川女体神社の石段を上がって、簡単にお参りを済ませ、今日はここから出発。ヘルシーロードで北上する。
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あとから知ったのだけど、東京はこの日桜が開花したそう。
沿道にもちらほら花をつけた桜を見かけてた。見沼代用水の桜はみなまだつぼみだけど、もうまもなく道は桜色に染まるはず。
見沼代用水の東べり、ヘルシーロードで北上していく。
ヘルシーロードに沿っていくつも公園があって、暖かくなってきたから、どこも人が多い。花の写真を撮っている人も多い。広場で子供がサッカーやキャッチボールをしている姿はじつにいい。
でも風は少し、冷たい。ウィンドブレーカーを着るか着ないか、迷う。結局、我慢できる程度だと思って、着ない。
瓦葺で西べりと合わさり、さらに見沼代用水を北上した。
蓮田市閏戸という場所。muni、という古民家レストランを訪ねた。
農家と畑のなか、事前に場所を押さえてこなければ、簡単には見つけられなさそうだ。ぽつんと立つ看板だけが頼り。この矢印にならって進むと、農家の納屋のような小さな建物があった。そこが、muniだった。
メニューはつねにひとつ。その日のメニューはフェイスブックやブログに載るよう。今日は鶏肉のトマト煮込みごはんだった。飲み物が付くので、ブレンドコーヒーを付けた。
納屋の二階に案内された。納屋だから、そんなに広くない。大勢で出かけたらあふれてしまうかも。
今日はここで終わり──と、そのつもりだったんだけど、帰路の途中、くたびれた倉庫か工場のような建屋に、幸福そばと書かれた看板がかかっているのを見つけた。つい、それに惹かれてしまう。
ちらっと覗くだけのつもりだったのに、自転車を止めて中に入ってしまった。
muniの食事は量が少なめだったから、まだ食べられるなって、思った。
鳥中華がある。
まさか岩槻で見るとは思わなかったからびっくりした。鳥中華とは何だろう、ラーメンなのかそれともまた違う食べ物なのかと、かつて、わざわざ車で山形県天童市まで食べに行ったことがあった。「水車」というそば屋で出される天童の食べものが、なぜかここにある。なぜだかわからない。
そんなわけで今日の旅の締めくくりはこの鳥中華となった。
(本日のマップ)
(GPSログ)
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